たもさんのアニメソムリエ

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『攻殻機動隊S.A.C.』今世紀最高のSF

 どうも、ご無沙汰しております。たもです。


 今回はタイトル通り「攻殻機動隊S.A.C.」のレビューをさせていただきます。

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 言わずと知れた名作中の名作、今世紀最高のSFと題して全く恥じない名作です。

 


 先週の10/23に攻殻機動隊SAC2045のビジュアルとPVが公開され来年2020年春より放送開始という情報が流れました。

 ファンならこの朗報に歓喜したのではないでしょうか? もちろん私もその一人です。


 全く知らない、名前は知ってても見たことがない方、1話見たけど肌に合わなかったという方へ向けて本記事を書いて頂きたいという所存でございます。


 この記事を目に入れているということはアニメ好きの方で間違いないと思われます。はじめにこれだけは言わせてください。アニメ1stシリーズの『S.A.C.』だけでも是非見てみてください。

 「この作品は人を選ぶ」「絵が好きじゃない」「所詮昔の作品だ」などのアンチコメントも多々見かけるし、実際すこしだけ難しい単語や設定も出てきますが、それを加味してもこの作品だけはどうしてもオススメしたいアニメです。


 というのも私が鑑賞したのは5年ほど前、音楽家を目指している職場の先輩にオススメのアニメを聞いたところ「この作品だけは見てほしい」と勧められ鑑賞しました。何ぶん5年前の記憶なので薄らいでいる所もありますが、それでもレビューしたいと思える熱量を未だに持ち続けられるほどの衝撃を受け、古傷のように今でも胸を疼かせます(厨二感)


「ああ、アニメ見過ぎで疲れた、全身義体化したいなあ」と思ってハッとすることも未だにあります。

 最近ニュースで生まれつき手の不自由な人が義手を付け、脳波でその手を動かすという実験を成功させていました。それを、見た時も「おっ、全身義体化に近づいた!」と、胸を躍らせ、脳波だけでキーボードを操作して文字を打つという技術を見た時も同様の感覚があったことを覚えています。

 この全身義体という設定はこの作品のほんの一部分の魅力ですが、近からずも遠からず必ず実現するであろう技術だと思っています。

 この作品の何が魅力なのかを考えた時に色々考えましたが、やはり、上記のようなロマンを抱いてしまうところがこの作品を虜にする所以だと個人的には思っています。他にもまだまだ面白いテーマがあって、それを軸とした群像劇も見どころです!

 

 正直かなり見切り発車でこの記事を書き始めました。ここからも少しだけ自分語りになってしまうのですが、良ければ最後までお付き合いください。

 

 私は作家になるのが夢です。

 18歳の時に村上春樹を読んで、自身の見ている世界の小ささを知り、様々なコンテンツに触れようという動機をくれた、私の中では歴史上の偉人のように尊敬する大先生です。その村上春樹の小説に出てきた小説は全て読もうと思い、様々な本を読みました。「いつかオレもこんな本を書いてやるぞ」という気概だけで本をいくつも読み、そして辿り着きました。

 ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟

 この本を読んで自分には作家は無理かも知れないと思わされるほど打ちのめされました。あの札束を踏みつけるシーン、涙が出るほど悔しかった。ああ、オレはこれ以上の作品に出会うことはないかも知れないとあの時思った。

 

 個人的にこのエピソードとS.A.C.は通ずるところがあります。「ああ、これを超えるアニメはないかも知れない」26話まで初めて見終わった時に思いました。

 

 まだ鑑賞していない方が羨ましい、是非観てみて下さい。

 そう、私のゴーストが囁くのよ。

 

 次回作2045も楽しみで仕方ありませんね!

 最後に公式サイトを貼っておきます。

https://www.ghostintheshell-sac2045.jp

 

 まだまだ語り足りませんが、今回はここまでになります。最後まで読んでいただいてありがとうございました。